加山雄三さんとのコラボレーション 2004.11.30

さて、以前のDiaryでお待たせになっていた加山雄三さんプロデュースの“第2回湯沢フィールド音楽祭2004”のお話を・・・。 これまでにも色々な番組でお会いして居ましたが、今年の6月末にNHKの“素敵にショータイム”でバリーマニロウの♪I write the songs♪をデュエットさせて頂くにあたって、加山さんが洋邦のスタンダードナンバーばかりを集めたアルバムを、ご自身で出されていて、そのなかの1曲を資料として本番前に聴いて、私は固まりました。 「す、す、すごい!」 これまでの加山さんの爽やかで温かなイメージと違って、とにかく、大ーきく包み込まれるような、深ーいボーカルに感動! その後「もっと他の曲も聴いてみたい」と思って、何とオリジナル大全集52枚組を買っちゃいました。 はっきり言って「すごすぎ。」 ロック・ポップス・歌謡曲・ボサノバ・クラシック、ありとあらゆるジャンルを作曲、そして演奏して歌う、その幅の広さに驚きました。 生きてきた全て、生きている全てが詰まっている、心奮えるボーカル。 若大将世代でもない私ですが、良い物、本物の強さは必ず人の心に響くと実感。 私の世代の人達にもおススメです。 ここにまたひとつ、表現者として目標が出来ました。 その尊敬する大先輩とご一緒させて頂く期待でもう収録当日までワクワク。 実際NHKホールに響き渡るお声は、予想通り、いやっ、予想以上にスケールの大きさを感じて、ユニゾンで歌うところなんか、緊張感の中の心地良さを味あわせて頂きました。 それがご縁で出演させて頂いた“湯沢フィールド音楽祭”。 南こうせつさん、由紀さおりさん、安田祥子さん、山下徹大さんをはじめ、たくさんのアーティストの方々や、これからデビューを目指しているアマチュアバンドの方々が、ひとつになってのこの日、私はシークレットゲストだったので、もうドキドキしながらスタンバイを。 加山さんの紹介でステージに上がった時、お客様の温かい拍手で、その“ドキドキ”が“ホッ”に変わりました。 まずはオリジナル曲(スピード・ENERNAL WIND)を歌って、その後にNHKで歌った♪I write the songs♪を。 番組の時よりもリラックスして歌えたよ。^−^ シチュエーションが屋外と言う事もあって気持ちが開放的になってて、本当に気持ちよかった。 この音楽祭、去年は加山さんのスキー場の中に仮設ステージを造って行われたそうですが、今年は、これからどんなコンサートでも、そこで出来るように、シーズンオフでもたくさんの世代の人々に楽しんで頂けるようにと、大きなステージが設立され、そこで行われたんです。 冬は白銀の世界、でもその日は森や緩やかなグリーンの斜面が、お客さんやステージを囲んでいる様な自然ホールで、声がすーっと響いて、なかなか味わえないシチュエーション。 その中でのフィナーレが、これまた感動で。 出演者全員で加山さんの♪旅人よ♪を歌っている時の、お客様の幸せそうな笑顔、7月の夏の風を頬に受けながら、自然の空気の中で、お客さんも口ずさみ、まるで人生の歓喜を謳っているかの様な瞬間で、“幸せ”の一言に尽きます。

先日の震災で新潟の方達の事が心配です。 スキー場は無事だったそうですが、あの日、あの場所に来ていた方々の中にも、今大変な思いをしている方が居るかもしれないと思うと胸が痛みます。 心よりお見舞い申し上げます。 災害は特別な出来事ではなく、誰にでも起こり得る出来事。 日々、ショッキングな映像や想像を超えた大変な生活の様子がニュースで飛び込んで来る度に「私一人に何が出来るのか?」という、苛立ちを覚えてなりません。 そして、ここ数年の地球の不健康さに不安は募るばかり。 せめて、歌う事やメディアを通じて、穏やかではない人々へ少しでも「勇気」や「笑顔」のお手伝いが出来ればと願っています。 
痛みや全てを受け止め、包み込んでくれるような加山さんのボーカルに出逢って、そして素敵なコラボレーションの時間を通じて、ますます“生きる力”への音楽の素晴らしさを感じています。

HIROKO

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