| かえってドラマティックな19th Anniversary |
2004.08.11 |
|
今年の8/7デビューAnniversaryはとっても忘れられない、濃い一日となりました。 おかげ様で、森口博子として19回目の夏を迎えたこの日は、四日市で行なわれる東芝の夏まつりの野外コンサートに出演させて頂いたのですが、ドラマはこのステージで!!
昼のリハーサルが、いつも以上に調子良く、普段は冷静なマネージャーも「今日は森口さん、何か降りて来た様な歌ですね」と。 まさに自然が私を解放してくれているシチュエーション。 キレイな夏雲に神々しい光が差し込み、全身を洗う様な風の中を鳥達がVの字を作って何かに向かって飛び立ち・・・・。 それは、それは、ホールでは味わえないナチュラルな演出。 そんなリハーサルを開演前にも関わらず、すでにもう座席に座って観ていた数名の方々。 そのうち、ひとりの女の子が私の歌を聴いて泣いている姿が目に飛び込んできました。 もう、汗でスッピンの顔も髪もグシャグシャ、デロデロでステージに立っている状態だったけど、そんな事どうでも良いくらい嬉しくて。 「記念日に、これからお客さんの前で歌える。 そして、自分の音楽で、心動かされている人が、実際に居てくれているんだ」と実感。 そして迎えた本番は・・・。 1曲目終わった辺りからポツポツと雨が、2曲目の時には「降って来たぁ〜」って感じで、3曲目でいきなり“集中豪雨”。 横殴りの雨で、傘を持っていたお客さんですら、ビショビショ。 ステージに屋根はあったものの、向かい風の為、私もバンドのメンバーもバケツで水をかぶったみたいに、とても登場の時と同じ人物とは思えない程、天の恵みを受けました。 キーボードの電源は落ちるし、ギターの弦も響かず、譜面は飛んで行ってグシャグシャ。 それでも、それでも、帰らずに一生懸命に聴いて下さるお客様。 もう、感激して2コーラス目の頭、ウルっと来たけど、泣いてる場合じゃない! 最後の最後まで何が何でも歌うぞ〜〜〜〜と、更に気合いが!! お互いの気持ちが通じ合って、会場は異様なまでの一体感が。 その勢いで4曲目に入ろうとしたところ、スタッフの方がステージに上がって来て、中止のお知らせを。 来て下さっている方々の為に「歌いたい」思いをスタッフに伝えましたが、機材も限界、カミナリも激しく、これ以上ここに居ると“お客様”が危険だと言う事で、泣く泣く中止に。 その時には、最後のご挨拶すら、マイクを通してもお客さんには聞こえない程、雨音がシャウト!シャウト!シャウト!していて、まるで皆の「悔しいよォ〜〜」と言う心の叫びを表現しているかの様な激しさ。
ガックリ肩を落としてステージを降りている私に、お客さんが掛けてくれた言葉、忘れられません。
「ありがと!ありがとねーー!」 ずぶ濡れになりながら、ステージの袖までまで来てくれて、雨音に、かき消されない様に、何度も何度も去っていく私に届けてくれた
“ありがとう”
私の方こそ“ありがとう”だよ。 ほんとに。
Anniversaryの日にステージに立っていられるだけで幸せなのに、何日も前から準備していた地元の方々、関係者の方々、そして足を運んで下さったお客さま、大雨で体温を奪われても、最後まで熱い気持ちでエールを下さった皆さんに感謝致します。 カゼなどひいて体調を壊していないか心配です。 浴衣姿の小さなお子さんもたくさんいたし・・・。 中止になった事は非常に残念でしたが、自然のエキセントリックな演出により、かえって思い出深い時間を共有できて、深く心に刻まれた、四日市の夏祭り、デビューAnniversaryとなりました。
しかし、どんな状況でも8/7に歌っていられるというのは、良いもんです。 ますます感慨深くなります。 BBSに来て下さった方々、そして日頃からいつも支えて下さっている、みんなのコメント、ほんとにありがたいの一言に尽きます。
来年は20周年。 いまだ、満足の行くステージや自分と出逢った事が無いけど・・・。 “きっと、一生ない森口博子”で居られたらなぁと思う。 「ショボイなぁ、私」「何で出来ないんだろう」の繰り返しでもやって行けてるのは、みんなの“心の声、笑顔、涙”が私自身を突き動かしています。 この小さな通過点に、大きなエール。本当に、本当に
「ありがとうございます」
全てに理解を求めるのではなく、響いたところにしつこく居座っていられる様な、そんなタフな人で私はありたい・・・・。
P.S
加山雄三さんプロデュースの“第2回湯沢フィールド音楽祭2004”の模様は次回お届けします。
|
|