|
|
七月に幕が上がった「とげぬき音楽隊」、おかげさまで8月28日に無事に千秋楽を迎える事が出来ました。
観に来てくださった方々、そして温かく励まして下さった方々、本当にありがとうございました。
周りの人から「終った次の日はガックリくるだろうねぇ〜」なんて言われていましたが、まだ終った事が信じられなくて“ガックリ”じゃなくて“ポッカリ”。
千秋楽の3日前くらいから「千秋楽が近づいている〜」と思ったら、急に力が入っちゃって、いつものペースが一瞬崩れてしまった。そして千秋楽の前日、プロデューサーにそのことをお話したら「最後だと思わなきいいんだよ。また明日も続くと思えば。」と。そうだぁ!!それはいい考えだ。「悔いのない様にしようと思ってるんでしょ?」という問いにドキっとした。だって本当にその通りで、私の心そのままを言われちゃった。頑張りすぎる性格にはそれくらいでちょうどいいのよね・・・。そう心がけていても、やっぱり最初の方はキンチョーしてた。少しずつゴールが近づくにつれて、自分らしくなれたから良かったケド。一番心配していたのは、幕が降りる前に感極まってセリフが言えなくなる事。プロとしてあるまじき行為(笑)。初舞台で不安だった自分と、中高年の先輩に音楽を通じて励まし自分も挫折しながら心通わせる役柄の“鈴木なつき”の成長がまるっきり重なっていたので、ラストのほうのセリフ一言一言が今の自分そのままだった。だからプロデューサーにも「泣いちゃだめだよ、カーテンコールまでは・」といわれてました。実際は・・・もちろん最後まで鈴木なつきを“私のなつき”といつもの様に演じることができました。そしてキャストの皆さんの生演奏による、会場の方々との♪ふるさと♪合唱は感動の嵐。いつもお客さんが泣きながら唄っていましたが、この日もみなさん、うなずきながら涙のエンディング。タクトを振る私もさすがに涙腺がやばくなって・・・。ラストのカーテンコールでのご挨拶で、張り詰めていたものが緩みました。2ヶ月間の長丁場を乗りきれたという達成感で胸がいっぱいで。
お稽古の時からキャストの先輩方が「何かあったらみんなで助けるから、大丈夫!」とお声をかけていつも励まして下さったり、裏方のスタッフの方もいつも和やかな空気を作って下さいました。幕が上がって、身体がヘトヘトでもお客さんの笑顔・涙・拍手・歌声を肌で感じて元気になれました。こんな愛情あふれた初舞台を踏ませて頂いた私は幸せ者です。生まれて初めての不安と喜びを味わった2002年のこの夏、私は一生忘れる事が出来ません。2ヶ月間やり終えた“充実感と孤独感”で今、何とも言えない自分がいます。
何だろう、この淋しさ、たまりません。もうこのまま誰とも会えないんじゃないかという錯覚に陥ってしまいました。次の日の朝もいつもの時間に起きてたし。3ヶ月はやっていたかった。身体はまだまだ♪とげぬき音楽隊♪モード。心は空虚。でも早速次の日からTVの収録のお仕事があったので、ポッカリが少し救われた。
キャストのみなさん、スタッフのみなさん、そして会場のみなさんといっしょに作っていったこの♪とげぬき音楽隊♪は一生涯の宝物・・・。
|
|